巫女喰イ〜魔手ノ黒箱〜
巫女が支配する村で起こる深讐綿々たる美醜の万華鏡。『神の子』を奉り、巫女として育てられた孤児たちが支配している村があった。村民が恍惚とした表情で口々に支配者を褒め奉り涙を流す様は異様だ。この村は狂っている。記憶を奪われた男、榛名秋隆は帰ってきた。この村に巣くう巫女どもに復讐するために。今なお贄として虐げられている愛する人を救うために。“禁忌の箱”の力を使って巫女どもの純潔を、信仰を、その神すらも穢し蝕み喰い尽くす。だが、箱に隠された嘘と真実と狂気の物語が秋隆を翻弄していくのだった。正気の一片まで嬲り抜き、積み上げた巫女どもの媚肉の果てで、記憶を奪われた男は何を見るのだろうか…? |
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