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【はぴねす!えもーしょん】ラッキーとアンラッキー。ハッピーとアンハッピー。そいつはダイスの目次第でどんな風に転ぶかわからない訳で…バレンタインを翌日にひかえた2月13日。悪友、渡良瀬準の電話を取っちまった日にゃ、こりゃ絶対後者だなって思ってた。でも、瑞穂学園魔法科が誇る天才少女、神坂春姫がそいつをひっくり返す。思えばこれが全ての始まりだった…謎の魔法科校舎崩壊事件によって、彼女が同じクラスに編入されてからは、ただでさえ騒がしい毎日が更にエスカレート。春姫に対抗意識バリバリの「歩く災害スプリンクラー」、柊杏璃。奇想天外な行動で俺を困らせる…もとい驚かせる、高峰小雪先輩。そして、しっかり者だかボケてるのかよくわからない俺の妹、小日向すもも、いきなり華やいだ学園生活にロマンスの予感!?と、思いきや…蓋を開けてみれば怒涛のごときハプニングの連続。ああ、右も左も見失い、どちらへ転ぶ俺の未来!!【くれいどるそんぐ】王都は、かつてない盛り上がりぶりを見せていた。かつて、この大陸に多数生息していた悪しき魔物という存在を滅ぼし、人類を死の淵から救ったといわれている伝説の存在『竜』。その長であったとされる『聖竜』の物と思われる遺骨が発見され、伝説の存在だと思われていた『竜』の確かな存在の証に、人々は様々な思いを馳せていた。中でも遺骨の傍らに残されていた言葉、我々人類の物とは明らかに違った言語で記されたその言葉は、『聖竜』から我々人類へのメッセージだと噂され、人々の熱狂をより激しい物へと押し上げている。そんな王都の激しい喧騒の中、深夜の街を彷徨いていた主人公『クロイス・ターニア』は、一人の幼い少女に出会う。その少女『レア・ティータ』が抱きかかえていた動物、それは既に滅びたはずの『竜』の子供であった。小さな気紛れから、レアと共に『仔竜』を育てる手伝いをする事にしたクロイスは、かつての部下や良き友人達の協力を得ながら、充実とした生活の中で失っていた何かを再び見つけ出していく。だが、王都に住む大勢の人々の目から、その存在を完全に隠しきる事は出来なかった。小さな事件をきっかけにして広まってしまった『仔竜』の存在は、瞬く間に国王の耳へと届き、国王は研究対象として『仔竜』の引き渡しをクロイスに命じる。『仔竜』のため、そして今は亡き妹の面影を残すレアのためにも、クロイスは『仔竜』を守り抜く事を誓う。国家を相手にした『仔竜』争奪戦の中、まともに争っても勝ち目の無いはずのクロイスが取る『最後の手段』とは!?1人vs国家……勝率1%未満の戦いが今始まる。
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