|
俺は大学時代から続けていた古本屋のバイトで生計を立てている。店は繁華街のはずれにあり、通りには若者が群れている。アイドル本を探している時偶然に知った“JKのパンツを買い取る店”という怪しい店だったのが気に入り、今もバイトを続けている。JK達は皆オープンで、気軽に身の上話をしてくれる。最近、なじみの子ができて、立ち入った話を聞く事が出来た。俺「お金ないんだ?」女の子「まあね〜、それに今晩泊まるところないし」俺「もしかして家出?」女の子「ふふっ、そんなところ。」俺「どうすんの?」女の子「これから神を探すんだ!」俺は、ご飯を奢るから話そうといって、彼女達の一人をファミレスに誘った。そして家出の事情を聞く。親からの性暴力、そして授業さぼり、家出、援助交際…夜回り先生ではない俺には、ちょっと重たい話だった。この女の子達の置かれているリアルは、壮絶だ。ちょっとだけ同情した。しかし、心の奥底ではもう一人の俺がつぶやいている。“住食の提供と引き換えに、体を…向こうも、悪いと思っているから体を差し出すんだ人助けだよ、人助け!”心に、悪魔が現われた!俺はこうして“神待ち少女”について知った。この手の情報サイトは偽モノも含めて相当数存在する。まともなサイトなどないと言った方が正しいくらいだ。サクラも多い。しかし、俺は確実に本当の家出少女を見抜く目を養っていた。家出少女は“神待ち少女”と呼ばれており、一夜の宿や食事を提供するのは“神”と崇められているらしい。彼女達は、ただ“神”を求めているだけで、体の提供は、男が要求するから仕方なくだった。俺は“神”になる事にした。これも、人助けだ。泊まる場所と飯をご馳走すれば、彼女達は素直に股を開く。
|