あまあね
きくらげ 四条定史 川口トオル
舞台は、人口5000人ほどで東京都からフェリーで1時間ほどの距離にある美桜島。目立った産業も特色も無いが、船に乗れば1時間で都内ということもありホームタウンとして開発が進んでいる。主人公“八嶋大輔”は、桃華学園に通う男子学生。炊事洗濯掃除、勉強もそつなくこなす心優しい優等生、だが……母親譲りの強面で幼い頃から最悪最凶の不良として勘違いされ続けている。そんな大輔は、2人の義姉と学園寮・八嶋荘の管理人として暮らしている。生徒会長を務めるクールな美人、学生一同の代弁者として男女問わずに人気の“八嶋乙女”は、寮に帰ると一転、超だらしなく大輔に頼りっぱなしの甘えたがりなお姉ちゃん。そして生まれたのが1日早いからと、なにかとお姉ちゃん風をふかせるくせに大輔がいないと何も出来ない元気いっぱいドジお姉ちゃん“八嶋恵”。そんな2人の姉は、大輔が本当は真面目で心優しいことを知ってくれている。だらしない姉2人と寮生たちの世話は大変だけど楽しい毎日がこの先も変わらずに続いていくのだと考えていたある日……。管理を任されていた寮が、学園側から取り壊すことになったと告げられる。 |
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