お嬢様、恥辱の果てに淫狂う。
「お、お願いします、紀子様。どうか、この僕に……紀子様のオマンコへ御奉仕をさせてはいただけないでしょうか……ッ」夕闇の教室に響く服従の言葉。……ただしこのセリフは、少女の前で膝まつき、うなだれている彼…坂上秀貴が好んで発した言葉ではない。内村紀子もまた、高飛車な女王様でもなんでもない普通の少女。しかし、唯奈の取り巻きではあった。つまりは藤倉唯奈、この名の女がこの全ての関係の頂点にいた。唯奈の父親は秀貴の父親が勤めていた会社の経営者であり、財閥の主。唯奈はその令嬢。お互いの親同士に存在した上司と部下という上下関係。そのため……いや、それだけの理由で、秀貴は唯奈とその取り巻きの紀子に奴隷の様に扱われる日々を送っていた。上下関係を越えた、主従関係がそこにはあった。「あはははっ!いいわ、最高よ!坂上、あなたは犬よ!育ちの悪い駄犬そのものだわ!」(クソッ……唯奈め、どうせ一人じゃ何も出来ないクセに……!)親の威を借りてやりたい放題の唯奈に、当然ながら沸々と燃え上がる復讐の炎。しかし、親同士の関係がある以上、反抗すれば自分の家族の行く末がどうなるか分からない。ひたすらに耐え、そして従い、ひたすらに心の中に闇を募らせていく。そしてその怨念ともいえる想いは、代償と引き換えに、思わぬ復讐の機会を秀貴に与えることになる。「おい、知ってるか!?藤倉の会社、潰れたんだってよ!」(えっ……?)その言葉の意味するところは、親が職を失ったということ。父親が職を失えば、母親にも負担が掛かる。不幸だ。しかし、奴隷生活からは開放されるかも知れない。だがそれは、元は唯奈が引き起こしたこと。結局は……不幸。不幸、不幸、不幸!自分の全ての不幸の元凶は、藤倉唯奈にアリ!!どうせ、もう明日の見えない人生。こうなれば、もうとことん復讐だッ!!「唯奈……お前を滅茶苦茶にしてやる!!今度はお前が僕の奴隷になる番だッ!!」 |
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