破瓜の連鎖に捕らわれた処女
寺岡健治
通勤途中の電車。隣りに乗ってきたヒロインの絵莉夏に対し、つい魔が差してしてしまった初めての痴漢。抵抗しない絵莉夏に、気を良くした主人公の辰彦は、自分のテクニックはすごいのだと勘違いして、さらに痴漢を続けようとするが――「この人、痴漢です!」思わぬ反撃にあい、捕まってしまった辰彦は、先の無い人生に絶望して、電車に飛び込み、意識を失う。しかし――次に目覚めたとき、そこにあったのは昨日と同じ朝だった。不思議に思いながらも、昨日と同じように隣に乗ってきた絵莉夏。この先のことを知っている辰彦は、このチャンスを生かし、捕まるギリギリまで痴漢を楽しむことにする。そして翌日。目覚めた朝は、昨日と同じ物だった。「同じ一日が繰り返されている?」今日がリセットされるのならば、何をしても問題ない――それなら。「あの女に復讐してやる……」 |
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