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「ぷはーっ!ヌいたーっ!」窓から朝の光が差し込む、午前9時の6畳間。買ったばかりのエロゲーに精力を注ぎこんだオレは、用済みになったティッシュをゴミ箱に放りなげた。もう1発…といいたいところだけど、11時から面接だ。そんな大事な日に、なんで朝からエロゲーでオナニーしてるかって?フッ…愚問だな…。それはオレが、エロゲーを愛しているからだっ!!そう、オレが今日受ける面接は、エロゲー会社の採用面接!…といってもオレは絵は描けない。シナリオだって書けないし、作曲なんか絶対ムリ。オレにあるのは、今までプレイした千本近いエロゲーの知識と、そして何より、エロゲーへの情熱だけ。当然、たくさんの会社に落ちてきたけど…でも今日こそは、絶対に!なんとしても!エロゲー会社に就職して、オレもエロゲーを作るんだ!…というわけで、ようやく受かった会社「フラワー」は、なんと倒産寸前!次回作が売れなければ消滅確実…っていうか既に給料すら出やしない!そのかわり、スタッフはみんな、可愛い女の子ばかり…と思いきや、一癖も二癖もある人だらけで…それぞれ才能はあるのに、エロに対する知識と熱意が圧倒的に足りない!そのスタッフで作る次回作は、なんと凌辱もの!?このままじゃ、せっかく就職した会社がなくなってしまう…!でも、オレは負けない!あきらめないからな!!「エロいエロゲーが作れるように、オレ頑張りますっ!!」
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