ねえちゃん、パックで出しちゃった!
【ねえちゃん、もう出ちゃうよ!】主人公は、“紺乃京”には同じ学校に通う2人の姉がいる。母性本能が強く優しく包み込む暖かさがある長女の“ほのか”外見は清純派だがかなりのやんちゃな次女の“英里”年頃の健全男子学生だったら性に関心を持つのは当たり前で京も例外なく、その一人だった。ましてや同じ屋根の下2人の姉妹がシャワーにトイレ、「異性」として意識しない方が無理というものだ。そんな溜まりに溜まった男としての欲求を姉の下着にぶつけては見つかり、注意される日々―一方、姉は可愛い弟のした事を強く咎めることも軽蔑することもせず、仲のいい姉弟関係が続いていた。―あの日、あの一線を超えるまでは…【ねえちゃん、ごめん出しちゃった!】俺の願いは、家族皆で初詣。そしてもうひとつ……こちらも、万札で叶えられるような物じゃない。大晦日、多くの人が家族と過ごすであろうその日は霧島家にとっても例外ではなく、主人公、霧島優樹(きりしまゆうき)に至っては、友人からの誘いを断るほどに待ちわびた日であった。同じ家に暮らしているにもかかわれず、なかなか顔を合わせられない姉達や実家を出てしまった姉が久々に帰ってくる為、家族全員が揃うのだ。―――そして迎えた家族水入らずの元旦、年頃の女性が集いお酒も入ると始まってくるのが恋愛話。お姉ちゃんのことが大好きな優樹にとっては最も考えたくも、聞きたくもない話…そこでずっと計画していた家族全員での初詣を提案するが次女、立華の「女同士(+弟)で恋バナしよう」の一言に潰され女子会に付き合わされてしまう。本格的な恋バナが始まってしまい、激しくなっていく内容に限界を感じてきた頃、不意に話を振られた優樹は反抗心から「彼女がいる」と嘘をつく。さらに…「俺もそうだけど、彼氏なんてやることしか考えてない。だからやめとけ」『お姉ちゃん、ボクより先に彼氏作って遠くに行かないで。』そんな想いを含んだ言葉を発してみたが、姉達は想いに気づくどころか「弟に先を越された!」と思い、再びバラバラになりつつある家族。――家族揃って暮らせますように果たして、優樹はこの願いを叶えることができるのか? |
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